今１番人気の旅行先、イタリアのプーリア州に住んでいる幸せを堪能しています
こんにちは。内山奈美です。
イタリア紙の報道によれば、南イタリアのプーリア州は、今年もバカンス先として最も検索された州。
そして今年も最も多くのイタリア人（２８％）からバカンス旅行先に選ばれた州です。
日伊の往来がままならない今、私も１番人気の旅先に住んでいる幸せを堪能しよう！ というわけで改めて私が住んでいる街マルティーナ・フランカを観光客気分で散策しています。
あなたも白いバロックの街マルティーナ・フランカを楽しむイタリア海外旅行ができますよ。
白壁にバロック装飾が施された建物が並ぶマルティーナ・フランカは、白いバロックの街、と呼ばれています。
色とりどりのお花やグリーンにイタリアらしい青空が映える、キレイな町並みです。
プーリアとあわせてご案内することが多い世界遺産の街、マテーラは戸が緑もしくは茶色のみで、その統一感ある街並みも魅力ですが。このように色々な色が飛び交う町も別の魅力がありますよ。
守護聖人を祀るサン・マルティーノ聖堂始めステキな教会群、元公爵の館ドゥカーレ宮等の代表的な建築群は必見。
オススメは豪華な名所だけではありません。１歩横道に入ってみましょう。まるで街全体が美術館のように美しい！
典型的な旧市街の館。扉や窓周り、持ち送り等にバロック装飾が施されています。渦巻き模様やうねりのある鉄製のバルコニー装飾は、バロック時代に人気だったデザイン。
魔よけの意味がある舌を出した顔のデザインもよく見かけます。
建物同士を補強するアーチも多いです。インスタ映え抜群！
イタリアンカラーの窓辺。テラスの両端に飾られているのは蕾形が特徴的な陶器プーモです。プーリア伝統のラッキーアイテムで、宇多田ヒカルさんのプーリア挙式の際は引き出物に使われました。
多くが１６００～１８００年代建造です。建築年が記してあることも。写真下の建物はローマ数字で１８００年と書かれています。
お店の数は新市街の方が多いですが、旧市街にもお土産屋さんやレストラン他、様々なお店があります。写真下は、店先に色とりどりの野菜や果物が並ぶ昔ながらの八百屋さん。
こちらは手前からバー、お肉屋さん、喫茶店。どこもオシャレです。
プーリア旧市街は家々に囲まれた小さな広場も多いです。気候のよい時期や夏の日暮れ後、ご近所さんで集まっておしゃべりしつつ編み物したり、お豆の鞘をむいたりする光景も見かけます。
ヨーロッパの歴史的街区に住むには美的センスと、自分の家だけでなく街全体を美しく保つ気持ちが必須だと思います。＋道行く人に楽しんでもらいたい、というサービス精神も^^
おや、階段に何か書いてあります。読んでみましょう・・・
全てのものに居場所がある（Per ogni cosa c'è un posto）
でも美しいものはね（Ma quello delle meraviglie）
ちょっと隠れたところにあるんだよ・・・（E' solo un pò più nascosto...）
はるばる日本からいらっしゃる、お客様にとっては一生に一度の機会かもしれない、貴重なイタリア海外旅行。
私にとっては日々の景色でも、お客様にとっては初めての景色なのですから、ご案内にあたり毎回、私自身も気を緩めることなく、最初の感動を忘れないよう注意した上で、現地の旅行会社だからこそできるガイドをしています。
それでも１３年も住んでいると見慣れて、鈍感になってしまったところがあったかもしれません。贅沢な話ですが^^; でも僅か１時間のお散歩でも次から次に絶景に出会うことができ、改めてこの町で暮らせる幸運に感謝！
上も下も右も左もどこを見ても美しく、その街並みが映画やCMにもよく使われているマルティーナ・フランカの街。
そのお隣は、イタリアの最も美しい街、に選ばれたロコロトンド。更にそのお隣はカワイイとんがり屋根の伝統建築、トゥルッリが有名な世界遺産の街アルベロベッロです。
プーリアインカミングが予約手配する送迎付なら安全・安心・快適に複数都市を巡る観光三昧の１日も楽しめます。
次回は世界遺産とあわせて、プーリアの小さな、でも、とってもとってもステキな街も楽しむ旅行プランにしませんか？ 将来の海外旅行に向けたお問い合わせ、ご相談、随時受付ています。
